ユーラシア大陸の横断とヨーロッパ、アジア周遊旅行をしました

2015年9月から約三ヶ月かけて、ユーラシア大陸横断~ヨーロッパ~アジアの旅をしてきました。

おおまかなルートは、

  • 中国から国際電車に乗ってロシアへ
  • ロシアからバルト三国へ行き、そこから飛行機でオーストリアへ
  • 中央ヨーロッパを巡り、クロアチアからフェリーでイタリアへ
  • イタリアからぽーんとインドに入り、インドから東南アジアへ
  • 香港から日本へ

ユーラシア大陸をざざーっとひとまわり。

未知の国ロシアは見所がたくさんで、新しい友達にも恵まれて時間はあっという間でした。

サンクトペテルブルグ

一人で過ごすことが多く、旅の目的や自分についてを鬱々と考えたヨーロッパ前半は時間が長かった。

のんびりしすぎた前半のせいで、ヨーロッパ後半は駆け足で回っても時間が全然足りなかった。

アウシュビッツ強制収容所

その後のアジアは「住む」かんじでのんびり心地よく過ごしました。

香港で東京のような都会を目の当たりにして、徐々に日本の感覚へ戻っていきました。

カンボジア

この旅では大きなトラブルこそなかったものの、精神的に浮き沈みの激しいときもありました。

一番楽しみにしていたウィーンを去ったあたりから、見る景色すべてが同じに見えてきて、なんで旅行なんてしてるのか?とか考え出し、一人の寂しさも重なり、けっこう鬱々としていました。

ヨーロッパまで来て、好き勝手自由に旅してて、何を贅沢なことを言ってるのか、ですよね。

旅をしていると考える時間って本当にたくさんあります。

その「考えるための時間」を得るために旅に出るのも真っ当な理由だな、と思うくらい。貴重で、贅沢な時間の使い方だと思う。

加えて、歴史的な場所や建物を訪れたり、同じ旅行者や地元の人と話をするなど、何かを考え始めるきっかけもまた、たくさんあります。

その環境要因が「鬱々」の後押しをしながらも、こういうふうに考えながらゆっくり進んでいくのが自分であるし、この旅行のタイミングが自分にとって何かを考えるきっかけだったんだろうとも思います。

立ち止まって考える自分が自然であって、後退しているわけでも停滞しているわけでもない。

結局、わたしの鬱々感情は、ある場所で出会った友達と飲みながら旅の話をして、笑って過ごしたら次の日から元気になってきました。

単純ですけど(笑)、自分の状況や物の見えかたが変わるきっかけってそんなものかもしれない。もしくは単純に寂しかっただけかもしれない・・・

わたしは、他人と比較するから悩むことが多いのであって、

「なんで旅行してるのか?」には「行きたいから行く!」「行ってみたいから来てみた!」という単純で明快で普通の理由でいいじゃない。

そんな、言葉だけ見たら普通でしかない気付きを得て、旅を続けた三ヶ月。 いろんな場所の写真と記録をぜひ覗いてってください。