カジュラホからニューデリーまでは夜行電車で移動でした。
バラナシからカジュラホまでの電車はがらっがらだったので、ニューデリーまでも同じだろ~と思っていたら甘かった。
さすが首都へ行く電車だけあって指定席は満席。だけどこの日に移動しなくては帰りの飛行機に間に合わない。
最後の選択肢は「ジェネラルクラス」という自由席。電車からはみ出すほど人が乗ってるアレです。
えええええ…
一応、指定席のキャンセル待ちをしたけど結局空かず、乗るしかない。
予想通りぎゅうぎゅうの車内でしたが、日本人(とくに女性)にはなぜか優しいインド人。
車両と車両の間みたいな変な席だったけど、席を譲ってくれてなんとか横になれました。なんとかですけど…
戻ってきたニューデリーのメインバザールもディワリのために飾り付けられていました。
ディワリのお祝いは、どうやら当日だけでなくしばらく続く様子。
夜はこんな感じ。
インドでは何もかもにインドルールがあって、それがヨーロッパに飽きつつあったわたしにはとても刺激的で面白く、二週間があっという間でした。
またいつか戻ってくるだろうな~という確信に近い思いを抱きながら見るディワリの夜景は、空気の汚いインドでもとてもキレイに見えました。
最後の夕食はちょっといいレストランへ。
翌日、最終日はオールドデリーのスパイスマーケットを散策。
米俵サイズの袋いっぱいの豆類やスパイスや紅茶などなど。
それらを買いに来たひと、どこかへ運ぶひと、売るひとたちで大賑わいで、冷やかしの我々はちょっと申し訳なく感じるほど。
この大量のスパイスや豆類を使いこなせたら、さぞ面白いんだろうなぁ。
散策後はニューデリーへ戻り、バックパックを担いで空港行きの電車乗り場へ。
二週間前、あれだけ決死の覚悟で挑んだニューデリー駅ではなぜか誰からも声をかけられず、あっさり駅を通過し、駅の向こう側にある空港行きの電車乗り場に到着。
話しかけられたら軽くあしらってやろう、と意気込んでいたわたしは肩透かしをくらった気分。
客引きの彼らは、同じバックパッカーでも、まだインドに不慣れな客になりそうな人の雰囲気というものを熟知しているのだろうか。
怖かったタクシーの客引きや、むやみにたむろする人々さえ、最後には懐かしいような、恋しいような、なんだか切ない気分になるのでした。