コンサルティング会社「ヘンリー&パートナーズ」によると、2020年1月時点で日本のパスポートを持ってビザ不要で入国できるのは、196カ国中191カ国で世界一位です
日本のパスポートは、世界で一番自由にいろんな国を行き来できる万能なパスポートなのです!これってなかなかすごいと思います。
ある国の入国審査窓口ではパスポートの国別になっていて、ビザが必要な国の窓口は混雑しているのに、日本パスポート保持者の窓口は並ばずにスムーズに通過できたことがありました。
最近では入国、出国審査ともに機械化が進んでいて、ビザが不要な国では機械にパスポートをかざし、顔の認証をするだけで通過できる国もあります。
それにも関わらず、パスポートを持っている人は意外と少ない。
2019年の日本国パスポート取得率は、全人口の約24%、4人に1人しか持っていません。
日本は島国なので気軽に国外へ行けないことを考慮しても、いかに海外へ行くという経験をした(あるいはする予定の)人が少数派であることがわかります。
そんな中、海外行ってみようかな~とパスポート申請を調べ出したあなたは、それだけ周囲よりも新しいことに向けて動いてる証拠!
なんとなく大変そうなパスポートの申請方法について書きます。
必要な物さえ揃えれば全然難しくないですよ~。
パスポートには種類があるのか?どれを申請すべき?
パスポート(旅券)は5年有効のものと10年有効のものがあります。
20歳未満の方は5年のパスポートしか申請できませんが、20歳以上の場合はどちらを申請するか選べます。
申請料は10年が16,000円、5年が11,000円と5,000円しか差がないので、申請や有効期限が切れた際の切替の手間を考えると10年有効がおすすめです。
パスポートはどこで申請する?
パスポートの申請は、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で行います。
インターネットで「都道府県名 パスポート申請」で検索すると情報が出てきます。例えば、京都では京都駅ビルの中に旅券事務所があります。
ネットでは申請方法、申請料、受付時間などが書かれていますので、必ず事前に確認しましょう。
せっかく出向いて休みだったりすると、やる気がそがれまくりですので…
2020年3月から、入国や出国のスタンプが押される査証欄のデザインが変更されました。
見開きごとに全ページ異なる葛飾北斎の「冨嶽三十六景」のデザインです。日本的で素敵なデザインですよね!
パスポート申請に必要なものは?
- 一般旅券発給申請書戸籍謄本または戸籍抄本 1通
- 住民票の写し 1通
- 写真 縦45mm x 横35mm
- 本人確認書
これだけあれば申請できます。
この中では戸籍謄本が人によっては取り寄せになったりするので、早めに取得しておく方がいいでしょう。
一般旅券発給申請書
ダウンロード申請書に必要事項を入力して印刷するか(直筆の署名も必要)、申請窓口にある申請書に直接記入します。
戸籍謄本または戸籍抄本
申請日前6ヶ月以内に作成されたものを用意します。
戸籍謄本、戸籍抄本ともに本籍地のある市区町村役場に申請しますが、直接役場での受取りの他、郵送、コンビニでの受取りも可能です。
コンビニ受取りは限られた市区町村のみ。こちらでどの市区町村が導入しているか調べられます。
コンビニ受取りに対する条件、必要書類があるので事前に確認しておきましょう。
住民票の写し
事前に役所で取得しておきましょう。
マイナンバーカードがあればコンビニでも取得できます。
写真
詳しい写真の規格は外務省のこちらのページで調べられます。
駅や街中で見かけるセルフの証明写真機でもパスポート申請サイズ適用の写真が撮れますが、個人的にはお勧めしません。
と、言うのも、初めてのパスポート申請でセルフの写真を持って行きましたが、写真サイズに対して顔の大きさが規定に満たしていなかったため使えませんでした…
仕方なく申請窓口の横にある写真屋さん(たいてい申請場所の近所に写真屋さんがあります)で手抜きメイク、手抜き髪型のまま撮影しました。
予定外の出費と不満足な出来上がり。しかもそれを10年間使い続けなければいけませんでした。
値段はそれなりにしますが、証明写真のプロに撮ってもらえば、映りがよくて規格にぴったり合った写真を確実に撮ってくれます。写真のデータを買うこともできるので他の証明写真にも使えます。
本人確認書
運転免許証など1点で良い書類と2点必要な書類がありますので各窓口の情報を確認しましょう。
パスポートはいつできる?受け取りには何を持っていけばいい?
申請から受け取りまでは通常一週間ほどかかります。
受け取りは申請時に渡される受領証と申請料を持って、申請者本人が出向きます。受け取りできる時間を確認してお出かけてください。
なお、情報は頻回に更新や変更があります。情報元の公共機関、政府機関を自分で確認してみましょう。カタい文章でわかりにくいですが、慣れます。
いろんな情報が混在するインターネットの中で、信頼のおける情報源を自分で調べてみるのはいい癖になりますよ~。
今回のパスポート申請の場合だと、外務省の旅券に関するページや、各都道府県のパスポート申請窓口の該当ページが参考になります◎
パスポートを手に入れるということ=人生を変えるきっかけ
パスポートを持っている人の人数が少ないため、海外へ行く経験をする人の割合は少数派であることを最初に書きました。
ということは、普通に日本で生活してると、海外生活のリアルな体験談に直接触れることが少ないということ。
今までの生活で触れたことのない海外での経験が、人生を変えるきっかけになる可能性が高いとも言えますよね。
人生レベルで視野を広くするきっかけとして、海外経験はとてもいい手段です。
ぜひ、楽しい非日常感を味わいながら、人生を切り開いてってください。