わたしの夢のひとつでもあり、この旅行のメインイベントは
「シベリア鉄道に乗ってロシアを横断する」こと。
だけどロシアを横断するとなると、東の端のウラジオストクからモスクワまで一週間くらいシベリア鉄道に乗りっぱなしになります。
事前に調べたところ、広大なロシアの東側の景色は変化に乏しいらしく、飽きる!らしい。
シベリア鉄道にはルートがいくつかあります。
ふつう、思い描くシベリア鉄道といえば、ウラジオストク~モスクワ間のロシア横断「ロシア号」ですが、実は北京からモンゴルを経由してモスクワへ向かうルートがあります。
「ひととは違うことをしてみたい」「できるだけいろんな乗り物に乗ってみたい」という欲望があるわたしは、ロシア横断にはならないけど、魅力的なこのルートで行くことにしました。
わたしがロシアで行きたかったところはモスクワ、サンクトペテルブルグ、そしてあともうひとつどこか。
前ふたつは有名な大きな都市ですが、せっかくならもうひとつ小さめの町にも行ってみてロシアを感じてみたい。
この広大の国のどこへ行こう?
地図を見ながら考えて、目に着いたのが「バイカル湖」。
横長のロシアの真ん中あたりにある、世界一の透明度を誇るという湖。それを見るために近くの町へ行くことにしました。
そのため、北京からの電車で最初に「ウラン・ウデ」という町に向かいます。
初めて来た中国の首都、北京。
この旅行のために買ったバックパックカバーが、北京に着いて飛行機から出てきたときにはすでに紛失していたことを除けば(泣)、順調な到着。
予約していたユースホステルへ向かう。
週一回しか運行していない北京からの国際電車に乗るには、チケットを買っておかなくてはならないので、事前にインターネットで予約し、この宿で受け取りました。
利用したのは北京散歩という怪しげな(失礼)会社。
ブログで紹介されていたのを見て問い合わせをして申し込みましたが、日本語で対応していただき、ちゃんと約束の時間に宿のロビーにチケットを届けてくれました。
メールでチケットの写真を添付してくれたりもしたのですが、やはり手元に来るまでは不安でした…。よかった!
北京駅までの道を下見して、ごはんを食べて明日に備えます。「ビール」が通じなくてちょっと大変だった~。
麻婆豆腐を食べた店があるその路地は、地元の人が日常的に行くような食堂や小さな商店がたくさん並び、自宅の前にテーブルを出してお酒を飲みながら話をしているおじさん達がいました。
意外だったのは、通りにはゴミが少なく、車やテーブル、椅子などがきちんと整って置いてあったこと。
わたしのイメージは、ゴミも物も多く雑然とした通りに、所狭しと店や屋台が並び、テーブルや椅子が通りに溢れて通るのがやっと、という感じ。
次の日の朝、通りの近くにゴミ処理場があり、掃除をする人がいることを知りましたが、それを差し引いてもこのキレイさは意外でした。
裏通りではあっても北京駅近くという都会なので、手が行き届いているからかも。
麻婆豆腐のしびれる辛さの余韻を感じながら、明日からの鉄道の旅に興奮と緊張して眠りにつきました。