モスクワで知り合った友人のワーリャによると、ロシアにある建物は、ソビエト時代の無骨で頑丈な建物と、最近建てられたカラフルでポップな建物に分かれるらしい。
こちらが無骨な建物。古いけど頑丈だし、まだまだ現役で利用されているとのこと。かっこいいな~とわたしは思うのですが。
そしてこちらが建設中のポップな方。
夕暮れなので色合いはわかりにくいですが、赤の広場のワシリー聖堂みたいな鮮やかなおもちゃの家みたいな印象。広大な土地があるだろうに、高い建物が好まれるのかしら。ロシアは広くても、モスクワ市内は土地が高いのでしょうね・・・
さて、そんなソビエト時代を垣間見れる写真ギャラリーがあります。観光地ばかりでなくマイナーな場所に行ってみたいひと、写真やアートが好きなひとに特におすすめ。
Red October Chocolate factoryという赤いレンガの巨大な建物内にあります。名前の通り、ここはクラースヌイ・オクチャーブリ(赤い10月という意味)というチョコレート工場だった建物跡地です。モスクワ中心部に近く、モスクワ川に挟まれた場所にあります。
レストランやカフェ、クラブ、ギャラリー、アパレルショップなどたくさんのお店が入った、モスクワの文化やアートの発信の地。
工場の雰囲気を残しつつ、迷路のような巨大な跡地をうろうろすると、急にアートな絵があったり、ネオンきらめく派手なクラブの入り口があったりします。
日本のショッピングモールにありがちな、きちんと整備されて館内地図がどーんと置いてあって…という感じでなく、どこか無愛想な感じが、外国人のわたしには逆になんとも溶け込みやすかった。
目当てのギャラリーの名前はThe Lumiere Brothers Center for Photography
サイトがロシア語だけなのが残念ですが、見ていただければ雰囲気は伝わるかと思います。展示は定期的に変わるようなので、その都度楽しめそうです。
ギャラリー内は、ソビエト時代の古い写真や雑誌の展示、現代写真展の一角もあったりと、日本ではなかなか見られない写真がたくさんあります。
この時代の建物がまだ現役で使われたりしてるんだろうなぁ。
広いギャラリーではないのですが、併設のカフェの雰囲気も素敵。
カフェ内に置いてある写真集を手に焼き菓子とコーヒーを飲みながら、横では打ち合わせらしき人たち、ゆっくりとした時間を過ごすおばさまや一人で本を読む男性などとともに時間を過ごしました。
ポストカードや写真集などを売っている売店もあるので、お土産にもぴったり。
外国人はどうやら私だけでしたが、チケット売り場のお姉さんもカフェのお兄さんも英語を話してくれるので安心です。
時間に余裕があって、写真が好きならば是非!おすすめです。