新しく出会った友人ワーリャの家にお世話になり、モスクワ観光の拠点を得て、張り切って観光開始。
毎年9月の第一土曜日はモスクワ生誕祭らしく、わたしが行ったのはまさにその週でした。2015年(ロシア旅行をしていた当時)は868年目の誕生日だそうです。どこに行っても何かしらのイベントをやっていてにぎやかでした。
さてさて、足取り軽くまずは「モスクワと言えば」の赤の広場へ。すごーく天気が悪かったけど、「おぉ、これが・・・」と感動してキョロキョロしっぱなし。
まずはグム百貨店。
美術館・・・?博物館・・・?という面構え。中も荘厳でうつくしい。百貨店の中に入っているお店は、ブランド店ばかりで買い物をする気はなかったけど、カフェでお茶して雰囲気を満喫しました。
そしてこれはとてもロシアらしい。Made with pride。
赤の広場で目を引くたまねぎ頭の聖ワシリー大聖堂。モスクワと言えばこれという超有名な建物。この配色と模様のセンスは面白いなぁ。
どこから見てもきれいだったので、何度も修繕や塗り直しなどをやって保っているのでしょうね。
いつか教科書で見た、あのたまねぎ頭のカラフルな建物を目の前にしている不思議。
赤の広場にはもうひとつ大きな建物、ロシア国立歴史博物館があります。(写真右)
ロシアにはたくさん美術館や博物館がありまして、どこも広くて展示数も多くてどこに行けばいいのかわからなくなるほど。
わたしは美術にあまり明るくないけれど、その雰囲気が好きなのと、せっかくならば、作品があるべき場所にある本来の姿が見たいなぁと思い、わりとよく各地の美術館には行きます。日本の出張展示のときより混まないし、展示場所も広いですしね。
ここモスクワでは、歴史よりも美術かなーということで、トレチャコフ美術館に行きました。幅広いロシア美術がたくさん展示されている美術館です。中は撮影OK(フラッシュなし)です。
広々とした空間にたくさんの展示。来ている人たちも観光客がたくさんいるというよりは、学校の授業の一環なのか学生たちがいたり、夫婦でゆったり見ていたりと静かで和やかです。
こちらはイワン・クラムスコイの「忘れえぬ女(ひと)」。
ロシアのモナリザ、とのこと。とても有名な絵画ですが、ひとはそれほど多くなく、ゆっくりしっかり鑑賞できて写真もばっちり撮りました。
トレチャコフ美術館にはイコン画も多く展示されています。わたしは特別な宗教はありませんが、造られた年代や想いを想像すると、背景にあるたくさんの時間やお金なんかが見えてきそうで引き込まれることがあります。
それほど混んでいなかったこともあり、自分のペースでじっくり見れて大満足でした。
モスクワではもうひとつ、あまり知られていないだろうギャラリーに行ってきました。それはまた次回に!