オークランドで数日過ごした後は、南島のダニーデンという町へ飛行機で一気に移動。
そこでは友人が出迎えてくれたこともあってすぐに安心しきってしまったので、ダニーデンの印象は初めて来たのに馴染みのある感じ。
空港から町までの道路はたくさんの羊がいる広大な牧場に挟まれ、まさにニュージーランド!という景色が広がります。
ダニーデンでの数日間は友人のお宅にお世話になったのでなんとも快適、自由で贅沢な時間を過ごしました。
キッチンにある窓からは気持ちいい景色が広がる。料理が捗りそう…
ダニーデンはスコットランドの移民が作った町で、スコットランドの首都エディンバラに似ているため「南のエディンバラ」と呼ばれます。
町並みはヨーロッパの雰囲気を感じるレンガや石造りの美しい建物が多く残り、落ち着いた印象を受けます。
これはダニーデン駅。駅内はタイルが多く使われていてレトロでかわいい雰囲気です。
そんな町の町歩きは、自称ダニーデン観光大使の友人に連れられて向かう、ダニーデンの名所ギネス認定世界一急な坂のあるBaldwin street。
坂?そう、坂。そんなギネス認定があるのね。
まさかニュージーランドに来て世界一急な坂を体験することになるとは思ってなかった。
地味だけど、面白い体験でした。
坂のてっぺんから見下ろすとジェットコースターの頂点にいる気分。結構な怖さなので高所恐怖症の方は無理かもしれない。
冬には道が凍って上れなくなるほどらしい…
高いヒールは危険ですのでぜひスニーカー持参で上まで上ることをお勧めします笑
もうひとつ、ダニーデンで外せないのはアホウドリ(Albatross)。
ダニーデン市内オタゴ半島の先端にあるロイヤル・アルバトロスセンターは、南半球の本土にある唯一の繁殖コロニーなので、アホウドリを近くで観察できる数少ない場所なんです。
広げた翼の長さは三メートルを越す大きくて優雅な飛行姿は、風の強い日によく見られます。
赤いラインがアホウドリ。黄色やオレンジのカモメと比べると大きさがよくわかります。
時期によっては白いふわふわの羽毛にくるまれたひなを見ることもできます。(今回はお会いできず…)
通常は一時間のアルバトロスツアーに参加することでアホウドリを見ることができるのですが、わたし達が到着したのはその日の最終ツアーがちょうど出発した後。
えーー見れないのか…とがっかりしつつも、受付のお姉さんに他に見る方法はないのか食い下がっていると、他のスタッフと交渉してくれて、ツアーの後半から参加できることに!
しかも値段も通常の半分にしてくれました。ナイス!
フレンドリーに会話をしながらも、そんな柔軟に対応してくれるニュージーランドの懐の広さが気持ちいい。
ガラス張りの観察スペースから眺めるのですが、何度も訪れている大使(友人)いわく、こんなにたくさんアホウドリが飛んでいるのを見れたのは初めてだとか。おぉ、すごいラッキー!
写真では数羽が遠くに飛んでるだけですが、すごく近くに飛んでくるんですよ。
飛ぶスピードが早くって全然写真に撮れないのですが。
更にもうひとつ、ダニーデンに行ったら向かいたい場所、Emersons brewery(ビール醸造所)。
たくさんの種類の地ビールと美味しい食事が楽しめます。わたしは飲み比べセットを注文。
中身はスタッフお勧めのビールを選んでもらうこともできますし、味見をして自分で選ぶこともできます。
晴れたあたたかい日は昼間からテラスでいただくのが贅沢!
大使(友人)のおかげで余すところなく満喫したダニーデンでした。
都会よりも田舎のほうが心地よいと思うわたしとしては、オークランドよりも町のサイズや自然の近さ、親しみやすい人たちに多く触れたダニーデンの方が居心地がよかった。
ちょっとしたことでその国の印象が良くも悪くも変わるでしょうから、ひとつの町でその国を判断するのはもったいないかもしれませんね。