今回の旅行では南の方には行かず、ダニーデンから北上して北島に戻る予定を立てました。
わたしは乗り物酔いをしないし陸路で移動するのが好きなので、北島へはバスで向かいます。
ダニーデン最終日は友人の仕事が休みだったので、ダニーデンとクライストチャーチの間にあるオアマルという町へ観光に連れてってくれました。
そこで一泊して友人と別れ、次の日はバスで更に北にあるクライストチャーチへ向かいます。
快晴の気持ちいい中のドライブ。
海添いのレストランのテラス席でシーフードを食べ、
途中のモエラキという町の名所「モエラキ・ボルダーズ」に立ち寄りました。
海岸にごろごろと点在する自然にできた丸い岩。不思議な光景。
さらに北上してオアマルへ到着。
オアマルは小さな可愛らしい町で、夕方海岸に戻ってくるブルーペンギン(世界最小のペンギン)が見られることで有名です。
巣に帰る彼らを確実に観察できるペンギンセンターもあるのですが、ペンギンが見られることもあるという展望台のようなところから観察してみることに。
海岸が見渡せるこんな景色が見られます。
ですがそう簡単に見つけられることもなく、しばらく待っても来ないので、宿のチェックインとか買い出しとかして再び挑戦。
見られればラッキーだね~くらいでしたが、やっぱりこの目でペンギンたちを見てみたい。ふと目を離してから再度眺めてみると…
いた!!
写真だと「え、これ??」って感じですけど、ちょこちょこ歩いて海岸へ上がっていく姿とか、ぶるぶる水を落とす姿とかちっさくて可愛かった!!
ペンギンに満足した次の日は、朝からファーマーズマーケットへ。
小規模ながら野菜やコーヒー、パン、雑貨、本などいろんなものが並び、青空も手伝って絵に描いたような「幸せな日曜日の朝」。
その幸せを引きずりながら意気揚々と向かったWhitestone cheeseでチーズプラッターとワインをいただきました!
大満喫したダニーデン&オアマル。
一人で知らない土地を歩いて偶然を楽しむ旅もいいけれど、信頼できる友人に案内してもらって巡るはずれなしの旅はすごーく心地よかった!!
一人に戻る寂しさを抱えながら、でもまた会える根拠のない自信とともに、オアマルから北へ4時間かけてクライストチャーチへ向かいます。
クライストチャーチへ行くのは実は二度目で、以前は2011年の大きな地震があった三ヵ月後に訪れたことがあります。
そのときは都市の中心部は立ち入り禁止で真っ暗になっていて、映画で見るような機能停止した都市、ゴーストタウンという感じでした。
まだ余震もあったし、現地の方のとてもリアルな話を聞いたし、とても貴重な経験でしたが、やはり怖かった。
八年振りのクライストチャーチは機能的な都市に戻っていたけれど、崩れかけの建物があったり、開発途中の場所が多かったりで地震の爪あとはまだまだ生々しく感じました。
町全体に建設中の建物が多いからか、ガランとした少し寂しい印象を受ける。
町の中心にシンボルとして建っていたクライストチャーチ大聖堂は地震で崩壊し、仮設の大聖堂が別の場所に建っています。
設計は日本人で、屋根や祭壇などが耐久性のある特殊な紙で作られているんだそう。
時間外だったので中には入れませんでしたが、「これが紙…?」という装い。すごい技術。
崩壊した大聖堂は以前と同じ町の中心部にあり、これもまた爪あとが生々しい。
2017年に復元が決定され、完成まで10年かかるらしいので、それまではこの仮の大聖堂が市民の拠り所として活躍するのでしょうね。
この太い柱のような支えをじっくり見ると、紙でできていることをちょっとだけ感じられる。
今回クライストチャーチは中継地点で、次の日の大移動がメインイベント。
朝早いバスでクライストチャーチから6時間の場所にあるピクトンという町へ。
ここは南島の北端にある港町で、ニュージーランドの首都ウェリントンへ向かうフェリーが運航されています。
フェリーは3時間半かけてウェリントンへ向かいます。
のんびりフェリー内でごはんを食べて過ごし、ウェリントンでは駅の近くのホステルに泊まりました。
明日にはまた移動する予定なので残念ながらここにも長くいられないのだけど、夕方に海岸沿いを散歩しました。
歩いていてこの町は好きだな、と直感で思った。
次の朝も早起きして散歩。評判のベーカリーでクロワッサン(超おいしい)を買って朝ごはんにして北島でのハイライト、タウポへ山登りに行きます。