世界遺産のトレッキングを満喫したタウポからバスで一時間半、ロトルアという町へやってきました。
地熱活動がさかんな町で、町の中心部にある大きなクイラウパークにはいたるところでぽこぽこと吹き出す熱泥地があり、足湯もあります。
そこら中硫黄の香り。同じ硫黄の香りの温泉地、別府とは姉妹都市でもあります。
ロトルアに来た目的は土ボタルを見に行くこと。
ニュージーランドと言えば!というくらい有名な土ボタル。
土ボタルとはヒカリキノコバエ(すごい名前)の幼虫で、蛍と似た光を発するからこう呼ばれます。オーストラリアとニュージーランドで見られます。
洞窟の中で小さく青く光り、粘液のついた糸を垂らして獲物を狙います。
暗い洞窟でまるで星空みたいでキレイなんですが、なんせハエの幼虫ですから、遠くでうっとりするくらいが丁度いいと思う…
ワイトモという場所に土ボタル(グローワーム)が見れる洞窟は三つあり、今回はそのうちの二つを巡るツアーに参加しました。
私が利用したのはHeadfirst Travelという会社の「2 Cave Combo day trip」というツアー。ロトルア往復で申し込みましたが、洞窟見学の後そのままオークランドへ向かうこともできるようです。
英語が不安な方は現地ツアーを申し込むといいですね。ワイトモツアーも載ってましたよ~。
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ロトルアから約二時間でワイトモに到着。
まず最も有名なワイトモグローワーム洞窟へ。
自由見学はなく、集まった人たちでツアーとして一緒に回ります。
中は残念ながら撮影禁止ですが、洞窟内の鍾乳洞も見事で洞窟の反響を利用して、スタッフさんが歌も歌ってくれました。
途中から洞窟内の川をボートに乗って進みます。
頭上には土ボタルの光がたくさん。今が何時なのか、ここはどこなのか、よくわからなくなるような不思議な体験。
続いてルアクリ洞窟へ。
螺旋階段で地下90mまで降りるのですが、地底探検的雰囲気を醸し出しております。
ここは撮影可能なので見事な鍾乳洞を写真に収めたり、
土ボタルの撮影もできます。グローワームケーブよりも身近で見れるのでどんな感じで光ってるのかよく見れます。
だけどなかなか撮るのは難しい…
どうかネット検索して美しい写真をご覧ください。
ロトルアにはマオリ文化を伝えるテーマパークのような施設もいくつかあったので、その一つテ・プイアにも行ってきました。
広大な施設内には、ニュージーランドの国鳥キウイの保護施設があったり(初めて動くキウイを見た!)、約30m近く吹き上がる間欠泉であるポフツガイザーを見たりできます。
結構長いこと噴き出てて、近くの見学場所は風向きによってはびしゃびしゃでした笑
ここはマオリ美術工芸学校が併設されていて、彫刻の様子も見学できます。
マオリは文字を持たないので、タトゥーや家の模様はその人の家系や歴史を表すのだそう。
模様の意味も説明がありました。
わたしの故郷の北海道にはアイヌ民族が同じような文化を持っていたなと思い出し、遠く離れた場所の民族なのに似てるって面白いと思いました。
自然と共存する民族には共通するものが多いのかもしれない。
この後付属の施設でマオリのダンスを見て(オールブラックスが躍る有名なハカも見れました~)宿へ戻りました。
明日はオークランドに戻って次の日には帰国。
短かったけど充実した二週間。時間的に諦めた場所もいくつかあるし、また遊びに来たい!
最後に、今回利用したエア・ニュージーランドの安全ビデオが秀逸なので是非ご覧ください。面白いですよ~。
いくつかあるんですが、こちらのホビットバージョンを載せておきます。
英語ですけど、機内安全ビデオはどの飛行機でも同じようなことを言ってるし意味はわかると思います!