インスブルックでアルプスの強風と戦い、夢、破れる

オーストリア

やはり、主食がパンの国のパンは美味しい。日本のお米が美味しいように。その土地の気候と文化を反映するからでしょうね~。

もともとパン好きだったけれど、良質のバターがたくさん使われているだろう、オーストリアのクロワッサンは本当に美味しい。

そんなクロワッサンでフェルドキルヒ最後の朝を迎え、電車で次の都市に向かうために駅へ行きます。

このとき(2015年9月)アフリカからの移民がたくさんヨーロッパに来ており、どこの駅も警察官がいて物々しい雰囲気でした。

その影響でこの日の電車は大幅に遅れていてダイヤが乱れまくっていたのですが、わたしが乗る予定の電車は5分程度の遅れとのこと。幸運!

電車に乗るためプラットフォームに向かう。

三日間ホームステイのような時間を過ごしたため、なんだか故郷でお母さんと別れるような寂しさを抱えながらも、笑顔で友達のさよちゃんに手を振りフェルドキルヒを後にしました。うっ、寂しい…

改めて1人に戻ったことを実感してちょっと感傷的になりつつも、気分を入れ替えて、目指すは次の目的地インスブルック

当初、オーストリアはフェルドキルヒとウィーンにだけ行こうとしていたのですが、アルプスハイキングが楽しめるというインスブルックと、さよちゃんの話を聞いて興味を持ったザルツブルグという町に寄ることにしました。

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インスブルック唯一のホステル(当時)Marmota Hostelにチェックインし、宿を出て振り向くとすでに雄大なアルプスの景色。

早速、オーストリアに来た目的の一つ、アルプスハイキングに向います。気軽にアルプスを味わえるハイキングコースのあるパッチャーコーフェル(Patscherkofel)へ。

ロープウェイ駅のあるイグルス(Igls)という町へ向かう登山バスが宿の近くを通るらしい。

このバスに乗るためのバス停は、町中にある普通のバス停とは少し違って、田舎の電車の無人駅のような、木々の生い茂ったちょっとした森の中にぽつんとあったものだから、気分はすでにハイキングが始まったようなうきうき状態。

しかし、よくよく思い返してみると、この日は朝フェルドキルヒで電車に乗ったときから風が強くて「風、強いねー」なんて何気なく話していたんですよね。

イグルスに着いてようやく気付いたのは、こんな風が強くて山の上でハイキングって大丈夫なのか?ていうかそもそもロープウェイ動いているのか?ということ。

バス停からIglsの町までの道のりはこんな感じで穏やかなのですが、木を見れば分かるように、風が強い…。

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とりあえず、インフォメーションセンターを見つけて行ってみると、ちょうどお昼の休憩時間で閉まっている。

なんとなーく流れが悪い方向へ向かっている気がする。

地図を見て少し歩いて辿りついたロープウェイ駅(Patscherkofelbahn)では人気が全く無く、嫌な予感は確信へと変わる。

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出てきたスタッフは、もちろん、当然のように、今日は強風終日運転中止とひとこと。

そうですよねー…、危ないよねー…

でも、このためにインスブルックへ来たようなものだったのにな…

ここは夏場はツィルべンヴェークという松の爽やかな香りの中を歩けるという素敵な場所(らしい)のにな…(ネット情報)

アルプスを闊歩するために登山靴を新調までしたのに…

と、散々嘆いてても風は止みそうにない。天気ばかりは仕方ない。

せっかくなので、近くのレストランでお昼をいただくことに。

昼間からビールを頼んで、餃子スープだと思って頼んだら大きな肉団子スープだったDumpling soupを食べ、自分を慰めました。

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しかしどうしてもこのまま来た道を戻るのは悔しくて、登山電車で上って来た道を地図を見ながら歩いて下ることにしました。ハイキングしようと思ってた身体を満足させるために。

地図を見ると、ランス(Lans)、アルトランス(Aldrans)という小さな町を通って道沿いに進めば、最初に登山バスに乗ったバス停近くへ行けそう。

お腹も満たしたし、風は強いけど天気はいいし、よし、行こう!と軽やかに出発。ふんふ~んと。

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その結果、山から吹きつける予想以上の強風で非常に過酷な道のりになったのでした。

強風具合が写真では伝わりにくいのが惜しい!フードをかぶって髪の毛をまとめ、耳を塞ぎ(風の音がうるさい)、よろめかないよう踏ん張りながら歩く。

道中、キレイなアルプスが一面に広がる景色が何度も見れるのですが、写真を撮る気がなくなるほど風が強い。

それでも何枚か撮りましたよ。壮大ですよね。普通の田舎道なのに。

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なんとか町へ辿り着き、へこむ気持ちにめげずに今度は町を散策してみるも、やっぱり気が乗らず、結局しょんぼり宿へ帰りました。

いつまでもしょんぼりしててあまり楽しめなかったけど、インスブルックの町は、アルプスの山々をバックにカラフルな建物が並ぶとても可愛い町並みでした。

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次の日、朝早く宿を出ると、すっきりと晴れた空に映えるアルプスの山並みが本当に見事で、思わず「いい町だったな~♪」と打って変わって上機嫌で駅へ向かったのでした。

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