天使の歌声と曲線の家


音楽に詳しいわけではないわたしとしては、オペラやオーケストラにチケット代を払って出かけるよりも、無料で入れる教会のミサの音楽で満足だなと思っていました。

そんなわたしでも知っている、あのウィーン少年合唱団が歌うミサがあり無料で見れるというのを、前日のウォーキングツアーで聞いて、あまり調べもせずとりあえず教会へ行ってみました。

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ミサへ向かう少年だち。意外にアジア人も多い。

後で調べてみるとなかなか情報がないのですね。公式ウェブサイトはドイツ語だけのようです。

無料で入れるのは一番後方の立見席のみ。座席はチケットを購入した人だけ座れます。

チケットを持っている人は外で並ぶ必要もなく、ミサ開始時間(9時)に合わせてゆったりと中へ入るわけです。

わたしを含めた無料立見席を寒い外で待つ人々は、ただただ開始時間までじっと待つのです。

わたしは早めに来ていたので立見席を待つ人々のなかでは二番手で中へ入りました。(その分寒い外で二時間ほどじっと、じっくり待っていたのです)

おかげで立見席のど真ん中で見れましたよ!遮るものなし!

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美しい響きでした・・・。こういうときはキリスト教ではないけれど、素直にその美しさに感嘆する。

歌声とパイプオルガンの響く日曜の朝の空気は、非常に厳かで神聖なのですね。

これでオーストリアの音楽に関しては思い残すことはない。

 

いろいろと観光地を見て周りましたが、ウィーンで人にオススメするならばここ!という場所が二つあります。

一つはブルグ劇場

劇場の美しさよりも、わたしの目的はクリムトが手がけた階段ホールの天井絵でした。

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この階段ホールの天井に・・・

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いくつかあるクリムトが手がけた天井絵のひとつ。白い襟巻きをした男性が彼の唯一の自画像だとか。

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一日一回行われる、丁寧に説明してくれるガイドツアー(7ユーロ)がすごくお勧め。

わたしが参加したときは英語ツアーは7人ほどの少人数だったので、じっくりゆっくり劇場の世界に浸れました。

日本語で説明が書かれた紙ももらえます。

 

もう一つはさよちゃんに教えてもらったフンデルトヴァッサー美術館

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彼の名前を聞いたことがなくても彼の作品を見れば見たことがある人も多いはず。

大阪、舞洲のごみ処理場も彼のデザインです。

奇抜でカラフル、渦巻きや曲線、金・銀を多様する作品は、環境と共存する建築を目指していて、美術館のいたるところに木が植えられていたり、緑が多くあります。

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こちらは美術館の近くにあるヴァッサーハウス。一階はお土産屋さんで二階から上階は公共住宅だそう。

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ヴァッサーハウス正面。

美術館の作品の中には悲しいモチーフや環境問題などを社会に訴えかけるものもありましたが、多くは見ているとにこにこしてくるような色の世界。

建物自体がアミューズメントパークのようでわくわくしますよ。

彼は日本で版画の製作をしていたこともあり、その作品には漢字で製作場所と名前のサインがあるので勝手に親近感が沸きました。

美術館自体も良いのですが、併設しているカフェも素敵。

内装はもちろんヴァッサーデザインなので曲線が多くてカラフル。

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オリジナルのアップルシュトゥルーデル(applestrudel: 薄いパイのような生地で甘く煮たリンゴを包んで焼き上げたもの。ホイップクリームと一緒に食べる)が、価格もそんなに高くなくて絶品なのでお勧めです。

時期的なものなのか、時間的なものなのか、カフェは空いていてスタッフのお兄さんの接客もゆったりしていて、のんびり過ごしました。

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最終日は午前中観光をして、無性に野菜やヘルシーなものが食べたくなって、ファラフェル(ひよこ豆をつぶしてスパイスと混ぜて団子にして揚げたもの。中東料理)を買って食べ、予約していたシャトルカーでチェコへ向かいます。

 

よく調べなかったのでこのシャトルカーしか移動手段がないものと思ってましたが、そんなはずもなく、もっと安いバスがあったようです。

どうりで運転手がやたら丁寧で、ペットボトルの水がサービスでついたり、宿の前まで送迎してくれるはずだ。

VIP扱いに気分良く新しい町に到着です。