アルバニアの名もなき助け舟達による首都ティラナまでの移動

アルバニア

マケドニアの聖ナウム修道院から歩いてアルバニアの国境を越えたところで、通りかかった車に乗せてもらいました。(善意の塊!)

そのままオフリド湖沿いに数キロ進んできたので、距離的にも地理的にも今いるここが目指していたポグラデツという町なのでしょう。

乗せてもらった車に乗っていたおじいちゃんとおばあちゃん三人は英語が通じなかったけれど、

町の名前はなんとなく通じたようだったし、間違いはないと思う。

国境をうまく越えられて一安心!なのですが、更に次なる難関が待っている。

このポグラデツという町からアルバニアの首都ティラナまで行くこと。

前日に調べたところ、ティラナ行きのバスはあるとは書いてあるサイトがあったけれど、バスステーションの場所も時間も不明。

本当にバスがあるのか?

事前にダウンロードしておいた地図によると、今わたしはどうやら町の中心を通る道沿いにいるらしい。

このメイン道路を辿るとティラナまでつながっているので、バスはここを通ると思われる。

なので、バス停もこの道沿いにあるはず。

周りを見てみるとちょっと進んだところにバスステーションらしき場所があり、そこでバスを待っているらしき人に聞いてみるも、ティラナ行きはここから出ないと首を振られる。

ではどこに行けばいいのか尋ねると、今いた道をさらに進んだところにあると言う。

そんなアルバニア人の印象は少しシャイで優しそう。

そして真っ赤な国旗をモチーフにしたグッズを売っているお店が多く、愛国心が強そうだということ。

dsc02849

商店も団地も古く寂れた印象で歩いている人も少ない。

どんな国なのか興味探くきょろきょろしつつ、途中で激しいスコールに遭って足止めを食いながら進むも、バスステーションらしき場所は見当たりません。

dsc02847

徐々に町の外れに近づいて不安になってきたころに、ホテルがありました。

ホテルなら英語が話せる人がいるかもしれないし、バスの情報にも詳しいかもしれない。

外から中を除いて様子を伺っていると、

道の向こうから「泊まる場所を探してるの?中に入りなよ」と男性が声をかけてくれました。

宿泊ではなく、ティラナ行きのバスを探していることを伝えると、

「それならここから出るよ。あ!あの車がティラナ行きじゃないかな」

と、今わたしが歩いてきた後方からこちらへ向かってくる、バンに向かって大声をかけながら手を振って合図をし、バンを停めて行き先を確認してくれました。

わたしがティラナまで行きたい事を伝えてくれ、「Good luck」と言ってさらりと去って行きました。

なんだなんだ、このスムーズな展開は。

乗車した場所には何の目印もありませんが、同じ場所で数人が待っていたので、おそらくはバス停というか乗合所のようなところだったのでしょう。

通るバンには目印や行き先の表示などなく、

バンが通るたびに運転手が中から行き先を叫び、乗客が乗りたい旨を告げると停まって人を乗せるシステムらしい。

もっとも、このバンは公共の交通手段というよりも、どうも個人営業でやってるようでした。

ティラナに着いて交渉する余地もなく言われた額を払いましたが(適正価格がいくらかわからないし)、

後に調べると、やや高めの金額だったので公共ではなかったのだと思います。

まぁ公共の交通機関があるのかどうかも定かではないですが。

わたしとしては値段がどうこうというよりも、

心配していたティラナまでの移動が、こんなにスムーズに正しいバンに乗れたことに、心から安心しました。

あたたかい車内でゆったりしながら小雨が降り続ける山道を眺めて、

日が暮れて、

到着したっぽい様子なので(彼らはティラナのどこでわたしを降ろせばいいのかわからないので適当な場所で)バンを降りてお金を払い、宿へ向かう。

宿の入り口が少しわかりにくい構造でうろうろしていると、

近所の人がすかさず「ホステルでしょ?そのドアを開けちゃっていいのよ!」と声をかけてくれる。優しい。

予約していたティラナの宿で日本人旅行者に数人会いました。

アルバニアに来る人なんて限られてるだろうと思っていたので意外でした。

アルバニアは、イタリアやクロアチア方面から東へ移動する旅行者と、

わたしのようにマケドニアやギリシャから西へ移動する旅行者の、交差点のような場所。

宿はいろんな国籍の旅行者で賑わう大きなところで、

わたしが今後行く予定の国を通ってきた人の余った通貨と、わたしが使い切れずに持っていたこれまでの国の通貨を交換したりしました。

その後ティラナがどんな町なのか夜少しだけ歩いてみましたが、小さな通りは暗く、少し恐い印象がありました。

だけど、移動中も含めてアルバニアで出会った人々は優しく、嫌な思いをしたことはありませんでした。

マケドニアからアルバニアの国境越え、それからティラナまで一日で移動するという、

自分の中ではわりとチャレンジングなこの日を、無事にスムーズにこなせたことに満足し、

すごーくリラックスした気分でアルバニアビール(安いけど美味しくない)を飲んだのでした。

翌朝起きて外に出ると今日はガレージセールの日らしい。がらくたに見えなくもないけど、人はたくさんで賑わっていました。

dsc02892
dsc02898

残念ながらアルバニアではゆっくりする時間がないので、観光らしいことはせず、少しだけ町歩きをして、この日モンテネグロへ移動します。

タイトルとURLをコピーしました