オークランドでどう過ごそうか調べていると、日帰りで遊びに行ける島がいくつかあるらしいことがわかりました。
ワイナリーがある島やキャンプ泊できる島などがある中で、私が選んだのは鳥たちの楽園と呼ばれるティリティリ・マタンギ島(Tiritiri Matangi Island)という長くて不思議な名前の島へ行くことにしました。
ニュージーランドの地名はマオリ語の名前がついていることが多いので、聞きなれないけどどこかかわいらしい響きです。
オークランドの港からティリティリ・マタンギ島まではフェリーで75分。
一日に往復便が一本だけあって、午前中に出発して夕方ころに戻ってくるという、日帰り旅行には丁度いい島です。
この島は、一時は木々が減って鳥たちも減っていたところを慎重に粘り強く保護され、今ではこの島にしか生息していない種類の鳥もいるほど。
わたしは大きめの鳥(七面鳥とかオウムとか)には恐怖心さえ抱くのですが、最近は小さな鳥ならかわいいなぁと思うようになってきました。 (認めたくないけど年齢のせいだろうか)
せっかくニュージーランドに来たのだから、ここにしかいない鳥にお会いしてきます。
オークランドを出発したときは、平日なこともあってか、わりと年齢層高めだなぁという印象でしたが、途中で寄った港で学生たちがたくさん乗船したので、一気に賑やかになりました。
島には専属の案内ボランティアさんがいて、少人数のグループに分かれて島を案内してくれます。
フェリーの往復チケットとともにこのガイドツアー($10)を事前にインターネットで購入しました。(こちらから)
夏休みなどのシーズンは混み合うそうなので、早めに予約するほうが良さそうです。
わたしのグループはイギリス人ご夫婦と一人で参加していた日本人の女の子の四人。
すごく丁寧に説明してくれるおじいさんの案内でゆっくりじっくり巡りました。
他のグループはどんどん先へ行っていたので、わたしのいたグループは特にゆっくりしていたようでした。
たくさんの種類の鳥がいて、すぐ近くで木の実をついばんだり、道を横切る姿が愛らしい。
鳥が現れたり鳴き声が聞こえるたびに鳥の名前や特徴を教えてくれるし、同時に島の成り立ちや歴史も教えてくれます。
木が生い茂る道を通るのでそれほど暑くもなく、説明の度に立ち止まって観察したり話を聞いていたのでハイキングというよりは長めの散歩のような感じ。
様々な種類のうつくしい鳥の鳴き声と、海から吹きぬける風が心地よくて、なんともいい時間。
生い茂る木々のひとつのこれは何かというと、
ニュージーランドの特産のひとつのマヌカハニーが取れるマヌカの木です。鳥と一緒にニュージーランドの自然についても適宜教えてくれます。
島には小さなお土産売り場はありますが、食べ物や飲み物はないので各自用意していきます。
持参したサンドイッチを休憩所で食べて、お土産もちょっと買って大満足でした。
興味があればボランティアも随時募集しているようですよ~。
行きのフェリーと同様、帰りのフェリーも一本しかないので逃さないように時間に気をつけながら、うつくしい鳥たちの自由な鳴き声を惜しみつつフェリー乗り場へ向かいます。
オークランドに着くのは夕方ころなので、そのまま夕飯へ行ったり一杯飲みに行くのにちょうどいい時間。
一日時間を取れるなら、ニュージーランドの自然に触れられるティリティリ・マタンギ島への日帰り旅行がおすすめです。