山の緑と縞模様の修道院


新しい宿はhostel Mostel

元々ギリシャ人の家族が宿を営んでいた木造の古い建物を改修してできた宿です。

一階のダイニングにて無料朝食付き、夕食も安く食べられて、町の中心部やリラの修道院行きのバスターミナルへ行けるトラムの駅も目の前だし、おすすめ。

そこで朝食を食べていると、いかにもハーレーに乗ってそうな黒いレザーの服を着て、タトゥーがたくさん入った太い腕を持ち、金髪の髪を長く伸ばした横にも縦にも大きい欧米人がたくさんやって来たため、テーブルの真ん中で食事をしていたわたしが隅へ移動すると、「俺達恐いかい?」と悲しそうに聞いてきたことがすごく印象に残っています。

言われた通り確かに恐かったんですけど笑、見た目に反して心は優しそうな人たちでした。みんな仲が良くて楽しそうだったな。

 

さて、ブルガリアで唯一行くことを決めていたリラという村の近くにある山の中の修道院へ行きます。

修道院まで行くバスは一日一本10:20発で修道院到着は13時。帰りも一日一本(確か)15:00発。

日帰りで訪れる人々はもれなく同じバスで往復することになります。

(修道院に宿泊もできるということを後から聞いて後悔。予約はできず、直接行くしかないらしい。情報はあまりないですが、修道院のサイト参照)

修道院行きのバスがあることを確認してバス停で待っていたら、突然後ろから日本語が聞こえる。

振り向くと年配の日本人女性二人。

彼女たちは70代後半のバックパッカーで、そのうちお一人はかなり旅慣れていて、これまでに何度もいろいろなところを旅行されてきたとのこと。

いつも個人旅行をしているそうで、英語も伝わるかどうかわからない国、しかも小さな村や山の奥のほうまでも自分で調べ、時にガイドを手配し、宿を予約し、バス停の場所を聞き出し、歩いて見つけた美味しそうなレストランへどんどん入る。

そんな自由な旅を、友人と楽しみ、孫くらいの年の他の旅行者と同じように活発に動き回るなんて。

ツアー客でない欧米の年配旅行者はよく見かけるけれど、日本人にお会いしたのは初めてでした。

好奇心を持ち続けること、旅をすることに、年齢は全然関係ないのですね。素敵。

 

修道院行きのバスは、ソフィアを出てから休憩を兼ねてリラ村へ寄り、そこから修道院へ行きます。

こんな辺鄙な村から修道院へ行く人なんているのかな、と思っていると、明らかに修道院へ向かう大きなバックパックを持った2人を発見。

この2人は、数日後モンテネグロでも再会することになる、たく・ゆうこ夫妻。

オーストラリアでのワーキングホリデー後、2人で世界旅行をしているとのこと。

帰国した後は沖縄でカフェを立ち上げるために世界各地のカフェを周ったり、コーヒー豆の農場に行ったりするという、目的が明確な旅をしていました。

わたしの場合は見たいなーと思うところを思いつきで繋げているだけだったので、2人のように、自分のこれまでの軌跡が目に見えて形になっていくのは充実感があるだろうなと思います。

たくの写真がすこぶる素敵なので是非見て下さいね。

それにしてもブルガリアの片田舎の小さなバスに日本人が五人も一緒になるなんて、偶然て面白い。

おかげで何にも不安を感じなかった一日でした。

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リラの修道院は黒と白の縞模様が特徴的で、中心にある教会の鮮明な色使いと細かなフレスコ画が美しく映えます。

教会内部は写真撮影ができませんが、蝋燭の煤で覆われた内部のフレスコ画は外部のものとは違い、人々の祈りという現実的な迫力があり、見応えがありました。

この日はよく晴れたので、秋の山々が修道院のバックにあってとてもきれいでした。

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修道院の裏手にはホテルがあり、その一階には観光客用の土産物を売っている小さなワゴンとレストランがあります。

そこで先ほどのおばさま2人と昼食を食べ(ご馳走になってしまった)、大満足。

夜はたく・ゆうこ夫妻と合流してビールを飲みながら旅の話を聞いたりして穏やかに過ごしました。

みんなと別れ、1人旅に戻って、目指すは情報の少ない未知の国マケドニアへ。