北京~ウランバートル~ウランウデ国際電車


北京駅は大混雑でした。

駅正面の中央には炎天下に長蛇の列。

これはチケットを買う人の列だろうと思い、チケットをすでに持っていたわたしは駅構内への入り口を探すことに。

しかし駅の左右にある大きな入口らしき場所は、左右とも出口専用と書いてあります。

探せど探せど入口がない。

これからどこかへ行くらしい大きな荷物を持った外国人観光客らしきひとがあの長蛇の列に並んでいる…。

ということで、その長蛇の列に並んでみることにしました。

周囲の人はチケットを持っているし、どうやらID確認や荷物検査に時間がかかっている様子。

早めに到着して余裕だったこともあり、周囲にここが入口なのかの確認もせずしばらく並んでいましたが、全然進まない。

前方では横入りのひともたくさんいて、もはや並ぶ意味がない状態。

だんだん時間の余裕もなくなってきて焦るし、真夏の炎天下で暑いのでイライラしてきます。

今さら別の場所を探す時間もなくなり、どんどん焦る。

今から乗ろうとしている電車は一週間に一本しかないので、これを逃すとすべての旅程が狂います。

ロシアのビザは滞在期間が決まっていて延長も修正もできないのに!

 

ということで、並んでいた列を抜けて横入り組に加わることに。

日本の満員電車さながらの押し合いをくぐり抜け、まったく意味がないように見える適当な荷物検査を済まし、ID確認を済まし、どうにかやっと駅のなかへ!

構内は外の混雑とはまるで違う、静かな、広々とした建物で、中央に二階へ上るエスカレーターがあり、周囲をぐるりとお店やレストランが囲んでいます。

素早く自分の電車のプラットフォームへ急ぐと、たくさんの外国人旅行者が並んでいます。

いったいこの人たちはどこから構内へ入ってきたのだろう?

あの死闘では見かけなかったし、そこをくぐり抜けたとは思えない余裕さも見られる。

おそらくあの入口は中国人用で、どこか別の入口があったように思いますが、何はともあれ間に合ったので本当にほっとしました。

 

これから二泊三日を過ごす車両へ入ります。

電車の中は進行方向に向かって右側に部屋がずらりと並び、ひとつの部屋には上下二つのベッドが二つ、計四つのベッドがあり、中央にテーブルがあります。

車両の前方には給湯器、後方にはトイレと洗面台があります。

車内は比較的空いていましたが、偶然にも同室は日本人の学生さんでした。

彼は初めての一人バックパッカー旅行で緊張していたようですが、彼のおかげで退屈せずに過ごせたし、情報もたくさんもらえて、わたしはとてもリラックスできました。

この電車は、北京を出てモンゴルの首都ウランバートルまでは山間部を通るため、景色がとてもきれいです。

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中国国内のみ、食堂車での食事付きでした。

モンゴルとの国境で一部車両交換を行い、食堂車がモンゴル仕様になると食事は有料になります。

モンゴルに入ると急に平野が広がり、ユルタという白いテントのような家や木造のカラフルな家が見られます。(ユルタについては後日くわしく書きます)

国が変わると景色も変わるので、ずっと外を眺めていても全然飽きません。

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ごはんを食べたり、本を読んだり、夕焼けの時間には夕焼けを眺め、話疲れたら眠るという二日間でしたが、すぐに時間は過ぎていきました。

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入国出国は車内で行うのですが、そういった出来事でメリハリがあったので時間が早く感じたのかもしれません。

なぜか厳しいだろうと予想していたロシアの入国は、案外すんなり済み、朝起きるといよいよロシアでのひとり旅です。