ビザってどこへ行くときに、どんな種類が必要なのか知ってる?

一人旅

ビザ(査証)とは、渡航先の国の大使館や領事館が発行する、その人の入国を認める入国許可書です。ビザの取得を入国の条件としている国へは、ビザがないと入国できません。

ですので、どこの国へ行く場合も、まずはビザがいるのかいらないのかを調べる必要があります。ビザについての情報はどこの国も変更が多いので、必ず自分が行く旅行期間の情報を調べましょう。

最近の例では、ロシアはビザが必要な国のひとつで、取得に関してお金や時間がかかるのですが、2019年7月から観光地のサンクトペテルブルグは電子ビザが利用できることになり、一気に旅行のハードルが下がりました。大きな変更の一例です。

まずはビザの種類を見てみましょう。

ビザにはどんな種類がある?

ビザを取得すると、パスポートの査証欄にステッカーを貼られたりスタンプを押されたりします。

最近はe-visa(電子ビザ)を取り入れている国も多く、インターネット上で取得できるシステムが整ってきています。その際は見た目上、パスポートには何も貼られませんが情報は付加されています。

国によっては、事前にビザを取得しなくても、空港へ到着したときに申請、交付されるアライバルビザ(到着時ビザ)というビザを発行していることもあります。

現在(2019年4月)日本人がアライバルビザを取得できるのは、カンボジアやインドなどがあります。

空港へ着陸して飛行機から降りて進むと、入国審査の前にビザの申請窓口があります。申請書の記入、パスポート、申請料、顔写真などの必要なものを提出し、しばらくするとステッカーが貼られたパスポートが返され、そのまま入国審査窓口へ進むといった手順です。インターネットが普及していけば電子ビザに移行していくでしょうから、近いうちになくなるシステムかもしれません。

日本のパスポートはとても優秀で、ビザ不要で入国できる国数が世界一多いパスポートです。海外へ旅行に行くとビザがいらないことが多く入国がスムーズなので、日本パスポートの威力を感じます。

ロシア人の友人のパスポートは査証欄がビザだらけだったので、いかに私たちが恵まれているか実感しました。いろんな国のビザが貼ってあって旅の道のりを示しているようで、それはそれでちょっといいなぁとも思いましたが…

この「ビザが不要な国が多い」というのも、観光で短期滞在する場合の話であり、長期滞在したり、仕事で滞在する場合はビザが必要です。

仕事で行く場合は、ビザに関わる手続きや取得などを会社が行うでしょうから、それ以外で個人がビザ申請をしなくてはならないのは、以下の場合が考えられます。

  • 観光ビザ
  • 学生ビザ
  • ワーキングホリデービザ
  • トランジットビザ(乗り継ぎのためだけに訪れる場合)

また、ビザではありませんが電子渡航認証と呼ばれるシステムもあり、

  • アメリカのESTA(Electronic System for Travel Authorization)
  • オーストラリアのETAS/ETA(Electronic Travel Authority System)
  • カナダのeTA(Electronic Travel Authorization)

などがあります。2019年10月からはニュージーランドも渡航認証が必要になりました。

短期間の観光目的で入国するためには事前に申請、取得が必要です。電子ビザによく似ていて、パスポートに情報が付加されるので、取得完了のメールを受け取れば入国できます。

観光や通学に必要なビザ情報(オーストラリア、ニュージーランドの場合)

ビザの取得は、旅行会社に代行申請を依頼することもできますが、ワーホリビザや学生ビザの取得はそれほど難しくないですし、詳細に取得方法を示すサイトもあるので、是非自力で取得してみてください。少しでも支出をセーブして、その分現地で楽しいこと、美味しいものに使いましょう!

ここでは、渡航先で人気のオーストラリアニュージーランドの観光ビザ、ワーキングホリデービザ、学生ビザについて詳細を書いていきます。

個人で取得するビザではもうひとつ、トランジットビザというビザを上げました。今回のオーストラリアとニュージーランドでは、経由便で乗り継ぎのためだけに訪れた場合は、トランジットビザは必要ありません。ですが、電子渡航認証(ETAS、NZeTA)が必要です。

ただ、オーストラリアを経由する便については条件次第で免除になることもありますので、自分の航空券をしっかり確認する必要があります。

ちなみに、ロシアビザの取得について(「ロシアのビザ事情」、「ロシアビザ自力申請方法」)、インドビザ(電子ビザ)を取得したときの話をブログで書いていますので、興味があれば読んで見てください。

オーストラリア

いろいろな国からの移民国家なので外国人に寛容で、優しく大らかな人が多いため、外国人として訪れてもすぐに溶け込める懐の広さがあります。都市部ではいろんな国の本格的な料理が食べられるグルメの国であり、想像できないような雄大な景色が広がる場所が国中に多々ある魅力的な国です。

オーストラリアのビザ事情は変わりやすく、ビザ申請料は年々値上がりしています。大きな傾向としては厳しくなっている印象を受けますが、それでも2年目のワーホリビザがあるのは(実は3年目のワーホリビザもある)オーストラリアだけです。

観光ビザ

3ヶ月以内の観光目的の滞在はETAS(Electronic Travel Authority System) という電子渡航認証が必要です。

取得は無料ですがシステムの使用料にA$20(約1600円)かかります。取得年月日から一年間有効で、その間であれば何度でも出入国が可能です。一度の入国では3ヶ月滞在が可能です。

働くことはできませんが学校に通うことはできますので、短期の語学留学の場合はこのビザを取得すれば大丈夫です。

こちらがオーストラリア移民局の観光ビザ(ETAS)のページです。「Apply」のボタンから申請ページへ進めます。

が、ETASに関しては代行申請のサービスをしている旅行会社がたくさんあります。代行申請ならば日本語対応ですし、実はそのほうが500円~と安かったりもします。(「オーストラリア ETAS 代行」などのインターネット検索でたくさんヒットします。)

個人的に以前「安すぎて怪しいな~」と思いながらもある留学斡旋会社の代行申請を利用しましたが、ちゃんと申請できていました。

ワーキングホリデービザ

学校に行くことも働くこともできるし、旅行もできるという、こんなに自由なビザは他にありません。年齢制限はありますが、長期の滞在を考えているならばいろいろな体験ができるワーホリビザはオススメです。

18~30歳までの日本人であればオンラインで申請できます。(電子ビザです)

取得日から1年間有効で、入国日より1年間滞在可能、その間の出入国は自由です。

4ヶ月までの通学ができ、学生ビザと違って時間に制限なく働くこともできます(ただし、基本的には同じ職場、同じ雇用主の元では6ヶ月まで)。

申請は移民局の公式サイトより行います。申請料はA$450(約36,000円)です。

また、オーストラリアでは二年目のワーキングホリデービザ(Second Working Holiday Visa)もあるのでさらにもう1年、同じ条件で滞在することができます。

取得する条件として1年目のワーホリ中に「政府指定の地域で88日間以上の季節労働をする事」が必要です。1年目のビザと同じようにこちらの移民局サイトから申請できます。申請料も同じA$450(約36,000円)です。

そして最近、3年目のワーキングホリデービザもできたようです。(2019年7月以降に条件の労働をした人から申請可)

条件としてセカンドワーホリと同じ「政府指定の地域での季節労働 」が6ヶ月以上…。2年目のワーホリ中に半年以上も季節労働をしなくてはいけないので、取得する利点がある人は限られる気もしますが、一つの情報としてお伝えしておきます。

学生ビザ

ワーホリビザの年齢枠以外の方(31歳以上)で3ヶ月以上の通学をしたい方、もしくは学校に長く通いたい方はこのビザを取得することになります。

ワーホリビザと比べると、学校に一定の出席率で通わなくてはいけないですし、労働時間も制限(40時間/2週間)されていて自由度が違います。現地で働いてすべての生活費用を賄うことは難しいので、ワーホリと比べると事前にある程度の金銭的蓄えが必要になると言えます。

通学中にホリデー期間を設けることができるのですが、その期間は制限なしで働けますし、国内外へ旅行も可能です。

申請料はA$575(約46,000円)で、移民局のサイトはこちらです。

トランジット(乗り継ぎ便)でオーストラリアを経由する場合

下記の通り、条件を満たす承認国出身者(日本を含む)のトランジットはビザ不要です。

If you are from an eligible country (see eligible countries listed below) you can transit through Australia on your way to a third country without an Australian visa provided you meet all of the following criteria:

・will arrive in Australia by aircraft

・have a confirmed ticket to leave Australia to travel to a third country by aircraft within 8 hours of arriving

・have valid travel documents to enter that country

・must not need to clear immigration or leave the airport transit lounge for any reason before boarding your onwards flight.

Australian Government Immigration and citizenship

目的の国へ行く便がオーストラリア到着後8時間以内に出発する場合に、預け荷物を受け取る必要がなく、かつ空港のトランジットラウンジという定められた場所から出ない場合には、ビザ(または渡航認証)は不要です。

普通に目的地までのチケットを買った場合は、荷物はそのまま次の飛行機へ運ばれるため、経由地で荷物を受け取る必要はありません。(baggage through:バゲッジスルーと言います)しかし、例えば、経由地までのチケットと経由地から目的地までのチケットを別々で買った場合、例え同じ航空会社でも、一度預け荷物を受け取る必要があります。

預け荷物を受け取る=入国することになるので、その場合は入国用のビザや渡航認証が必要になります。この場合、経由地までのチケットでチェックインするときに、ビザや渡航認証の登録がなければチケットを発券してもらえない場合があります。

もし自分のチケットの場合について心配なときは、航空会社へ問い合わせてみましょう。

ニュージーランド

自然が美しく、ハリウッド映画のロケ地になることも多い国です。羊がたくさんいるイメージが強いですが、海の生き物や鳥も固有種が住んでいるので訪れてみるのもいいですね。アクティビティも充実していて、バンジージャンプ発祥の国でもあります。

ニュージーランドのビザ条件はオーストラリアに似ているのですが、ワーホリビザも学生ビザも申請料無料というのが嬉しいところ。オーストラリア滞在前後に観光に来たり、気に入ればそのままワーホリ滞在という切り替えもできますね。(申請は国外でないとできませんが)

なお、ニュージーランドのビザ申請は、移民局に代わってVFS Globalという会社が申請業務サービスをしています。日本語サイトもあるので英語で申請するのが心配な場合は利用するのも手ですが、手数料がかかります。

観光ビザ(Visa Waiver Visitor Visa)

日本パスポート保持者は特に申請する必要なく入国が可能でしたが、2019年10月からオーストラリアと同じような渡航認証が必要になりました。 NZeTA(NZ Electronic Travel Authority)と呼ばれます。

移民局のサイトはこちら。 取得すると2年間有効です。 3ヶ月の滞在が可能で滞在中に語学学校へ通うこともできます。

申請料はモバイルアプリからだとNZ$9(約630円)、サイトからだとNZ$12(約840円)です。

また、IVL(International Visitor Conservation and Tourism Levy)という国際観光税がNZ$35(約2450円)の支払いも併せて必要です。

ワーキングホリデービザ

申請できる年齢は18~30歳で、取得日から1年間有効、入国日より1年間滞在可能、その間の出入国は自由という条件はオーストラリアと同様です。

公式サイトからオンライン申請をしますが、申請料は無料です。通学は6ヶ月まで可能で、就労に関しては制限がありません。

セカンドワーホリの制度はありませんが、オーストラリアのワーホリビザと比較すると通学や就労に関して自由度が高く、申請も無料なので気軽に申請できそうですね。

ワーホリビザを持っていれば、上記の「観光ビザ」の場合に支払う必要のある国際観光税(IVL)は免除されます。

学生ビザ(Fee Paying Student Visa)

通学中の労働は週20時間までと制限されていますが、ホリデー期間は無制限で働けます。

日本からのオンライン申請は無料です。移民局サイトはこちら

最後に・・・。ビザの情報を英語で情報収集する意味

オーストラリアとニュージーランドのビザについて諸条件を書きました。他の国でも同じようなビザがあったりするので、こんな感じのビザがあるのか~と読むだけでもあなたの知識になると思います。

ですが、実際に旅行を決めた際は、もう一度、一番信頼できる情報(各国の移民局サイトなど)を自分で調べて確認することが大切です。

その場合は英語で情報収集しなくてはいけないし、専門的な用語は聞いたことがないものが多くて読みにくいかもしれませんが、勉強の一環としてぜひ挑戦してみてください。

現地に行けばどんな手続きも日本語ではないですし、英語で情報収集をするほうが、正確で情報量も格段に多いので慣れておいて損はないかと思います。 日本語のガイドブックやまとめサイトの情報は参考程度に考えておいた方がいいでしょう。

最終的に、どの情報を信じて行動するかは自分の責任になります。信頼できる情報を見極める目を養って、安心で安全な旅行を、楽しみながら計画していきましょう。

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